五色幕 |
配色には差異があるが、青・赤・黄・白・緑
古い中国思想の五色は青・赤・黄・白・黒です。
のちに緑、赤、黄、白、紫に変化。
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文化の違い |
喪服
日本 黒 弔事
中国 白 白事
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権力・血統 |
■階位色
階級によって使用が許されている色。 |
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日本―推古天皇の時代に律令制の中で階位色を制定。(制度化した最初といわれている)
天皇が変われば、律令制による色も変わるのだが、一般的には紫や赤は上級階級の色であった。
理由:紫系は紫草、赤系は紅花から染めた色でともに高価な染料だった。
紫色は特に時間がかかり、濃い色になるほど一層時間が必要だった。
このようなことが大いに関係している。
低級階級や庶民・・・桃染、一斤染(ピンク)、皀(黒)、橡(グレー)、縹(藍)などが用いられていた。
たとえば一斤染は紅花染の残り液で染めたもの。
身近にある染料を使うので安価で手に入るので庶民の色として広まった。 |
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江戸時代の色彩 |
平安時代のカサネ装束は鎌倉時代以降に簡略化され、色数も少なくなってくる。
下着であった小袖が上着になり、また、平安時代の自然同化の思想が、模様、色、
受け継がれてくるのがあずち桃山時代、そして江戸時代というころに丸。
とりわけ江戸時代には、身近な植物を染料にした茶色や鼠色が庶民の間で流行した。
■「四十八茶百鼠」
わずかな色の違いにシャレ心を見出していたようだ。
庶民の憩いの場であった歌舞伎の世界からも、役者絵の人気と共に役者ゆかりの流行色が生まれた。
路考茶、梅幸茶、璃寛茶、岩井茶、団十郎茶、芝翫茶など、主として茶系統なのが特徴である。
茶色は植物すべてが持つタンニンを抽出して染められる。
焙煎の関係で多様な色が取り出せ、染賃も手ごろであった。
団栗や墨を染料にする鼠色についても同じことが言え、庶民の色として定着した。
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日本・世界の伝統色やウェブカラー、歴史・由来・参考画像やRGB進数などをご参照いただけます。 |
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■ヨーロッパ
ブルーブラッド:(直訳)青い血統「貴族の血統」
青=ヨーロッパ皇帝の正装色
皇帝の象徴色 |
ヨーロッパ皇帝の正装・・・・緋色(ケルメスの昆虫で染めた色)・・・希少染色原料のため高価だった。 |
ケルメス=カメムシ目ヨコバイ亜目カーミンカイガラムシ属の,カイガラムシ[Kermes licis]とよばれる虫の雌を乾燥して得られる赤色色素. |
皇室以外で始まった色はアカネ(植物)を染料としたもの。
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その後別の色を求め、藍色に
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ブルーリボン賞(最優秀作品)
レッドリボン賞
ホワイトリボン賞
※ブルーチップ(ポーカー:代用貨幣)=優良銘柄株
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天皇の正装 |
黄櫨染御袍(こうろぜんのごほう)とは、天皇が重要な儀式の際に着用する束帯装束の袍のことである。
黄櫨(きはだ)の樹皮の染色で染めてあるものの色名。
「黄櫨染」とは黄色の中に赤色を混ぜた色で今の黄土色に近い色のことである。
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黄土色は内裏雛(だいりびな)の色。禁色 |
地織文様
鳳凰(つがい) |
鳳ほう(雄) |
凰おう(雌) |
+桐 |
=この組み合わせは賞状に見られる |
日本において鳳凰は最高権力者の象徴。 |
麒麟(つがい) |
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+竹 |
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龍 |
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横綱の柏戸、栃の海のまわしに金色の龍。 |
亀 |
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■中国
中国の皇帝の正装色(禁色)=明黄色と同系色―引きづらない純粋な黄色(金糸刺繍で龍) |
金糸は普通の糸に漆を塗って金箔をつけたもの |
中国の禁色は独自の祖神論に決められた。(祖神論=天帝(紫微垣しびえん)は星座にいる中国古代天文学) |
紫微垣しびえんの垣は星座の小熊座。宇宙の中心的存在。 |
天子の祖神→大地にいる 中国の大地の色 黄色 黄河
※紫禁城(北京)の屋根は黄色の瓦 |
紫=天帝の色 禁=天子の居所を意味する。・・・・・これらは天帝によって権威づけられた。 |
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日本で言う 紫宸殿(ししんでん)も同じ 宸=禁に同じ |
日本の皇室の祖神
天照大神(太陽神) |
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人類肌分類 |
西洋流 |
類白色人種群 コーカソイド(英:ホワイト/日・中:白人)メラニン色素が少ないぶん血色が強く出る。
類黒人種群 ネグロイド(英:ブラック/日・中:黒人)
類黄人種群 モンゴロイド(英:イエロー「アジア系」・形容詞レッド「アメリカンインディアン系」
白人以外=カラード(有色人種)=黒・褐色・黄・赤(赤銅色)
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東洋流 |
オランダ人(南蛮人)蛮は文化未開の意
(紅毛人)中国人が命名
ヨーロッパ北に行くほどブロンド
西洋人を総称で碧眼という。
日本人=倭人(わじん)よくいうことを聞く従順なという意
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中国語の白人=無位無官の人の意
黒人=日蔭者の意
紅人=人気者、売れっ子の意
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白人 WASP(ワスプ)
ホワイト、アングロサクソン、プロテスタントの頭文字(White Anglo-Saxon Protestant)をとったもの。 |
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金メダルのもとをたどると
聖母マリア=赤(チュニック)と青(マント)の服 |
赤=血、受精、慈愛=赤十字、赤い羽根、サンタクロース |
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活動中心的精神 |
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キリスト自身の象徴色=白(文中のみ)
キリスト 裏切り ユダの衣の色→西洋では×
イエロー=「卑怯な」の意 |
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タイの国旗の白
インド=仏教精神
日本=神道
緑=イスラム教
欧米:バイオレットは×・・・・キリストの死(十字架に紫の衣をかけていた) |
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トールペイント教室 |
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色の基礎知識 歴史的カラー 光と色 おもしろ色使い
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